ついつい

手が伸びる『PIE BOOKS』の本。アートブックとか、世界のかわいい暮らし系、絵本、写真週、作品集とか色々あるんですけど、どれもこれもかわいくて、見てるだけで幸せな気分になれる本ばっかり。

「北欧のかわいいデザインたち」
「ロシアのかわいいデザインたち」
からはじまって、前にも日記に書いたかもしんないんだけど「リトルプレス」の楽しみとか、「世界の路地裏100」とか、もう本当にたまんないんです。結構写真一枚から、壮大ないお話を思いついたりするタイプなので(収拾つかないことのが多いけどね)、ネタ出しの時にぼんやり眺めたりします。
で、最近買ったのが「大人かわいい手芸雑貨」って本なんです。NYの手芸やさんや生地やボタンなどを紹介している本なんですけど、そこに載ってたヴィンテージ・ファブリックのお店の住所に何か見覚えあるなあ~と思って、記憶をたどっていたら、まあ、びっくり。
真弓の初AU「オレンジスカイ」に出てくる、カフェの住所(架空)と同じストリートだったんです!奇しくも、あの話に出てくる豆こは、レトロ・ファブリック大好きっこでしたから、何だか嬉しくなっちゃって。いつかNYに行く時は、必ず立ち寄ってみたいなあ~と思ってます。
ちまちま、見かけたらかわいい端切れ集めてるんですけど、なかなかですねえ。
いつも旅行行くたびに、探すぞ!って思うんだけど、手芸街(っていうのか?)が休みの日にばかり、その辺うろつくことになってたオチとかで、いまいちコレクションは増えません。
また、表紙とかに使いたいのにな!

話は変わりまして、昨日はママンの絵手紙グループ展の設営を手伝ってきましたー。まうみんオタクにしちゃ、若干不器用だけど、おばちゃん達の中では救世主だったんだよ、えっへん。
てか、まあ、展示するためのフックとかがやたら高いところにあって、私ら親子しか作業が出来なかったっていうのもありますけどね。ほーら、ざっとこの通り!
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うちの市の美術館はおされでモダーンなデザインで、設備もいっぱしなんで、そんなところで展覧会出来るなんてすごいんだからね!と言い聞かせてました。何を描けるわけでも何でもないけど、うらやましー!って思えるとこなんですよー。
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で、これが母曰くの「ファイティング・ニモ!」です。
ニモじゃない。
どんな話やねん。
でも、出展者のおばさん達のお孫ちゃんには大人気でした。
私としては、この「海に行きたいかい?」がまがまがしいと思うんだけどなあ。どっちかっつーとシュール、みたいな。

それから、昨日はおばちゃんの一人から山ほどの山菜をいただいたんですよ。しかし、私もママンも名前も調理方法もさっぱりわからず、ヘルプを呼びました。じんこ先生ありがとう!私なんか、自信を持ってたらの芽だと思ってたやつが、山うどだった時に、絶対山で遭難しても、山のものを食べて生き延びることなんか出来ない、と思いましたよ……。
あれ、おかしい。この間、先生のおうちでおいしくいただいたのはこれだ!って確信あったのにな……。
ちょっと山菜について勉強しました。
でもってとってもおいしかったです☆

それから、PHOTOのコーナーにレッドクリフ記念で、三国志な写真をピックアップして載っけておきましたー。なんか、やたら人の入り込んでる写真が多くて、あんまり上げられなかったです。
次は、どこのをあげようかなー。
変わったのがいいかなー。

ヨークシャー四部作

気を取り直して!

もうすぐロケがはじまるっぽいChannel4のドラマの原作、読み始めましたー。
コンプリさんには出てたけど、IMDBにはまだみたいですね。
『Red Riding Quartet』より3つを抜粋?してトリロジーにするみたいなんだけど、どういう演出するのかは、さっぱり予想がつかない感じ……。サマンサ・モートンがフィーチャーされてたけど、実際主人公は全部男の人だし……??
ちなみに豆この役とされているのは、記事では実業家になってますが、原作は建築家ー。しかも血族があれこれ絡んできそうな感じがしますねー。地元の名家ではある感じ。
70年代。
名家。
あー、間違いなく口ひげ?
みたいな?
(参考:ZODIAC)
ちょっと今までやったことない年代ですよね??
どんな感じなのか、楽しみ!

さて、その原作ですが、ハヤカワミステリ文庫から絶版気味ですが出てます(笑)
デイヴィッド・ピース作
「1974 ジョーカー」○豆この役が出てくる
「1977 リッパー」
「1980 ハンター」△親族の人が出てくる
「1983 ゴースト」
こんな感じ。

ノワール好きには、たまらない感じです。これは演出間違えて欲しくないなーってくらい、面白いです!日本では馳星周氏が絶賛してます。
超エルロイが好きなんだろうなー、わかるよ、俺も好きだもん!!っていう同志的な思いもあり、点は甘めにお勧めします。

が!!!
この、どっぷり70年代、どん暗いヨークシャー、がっつりノワール……
の、お話をですねえ!
書いたこの作者の方はですねえ。
驚くなかれ、1967年生まれ!!!
リアル世代じゃない……!74年とか、6歳!!!!
しかも、この四部作書き始めた場所が………
東京都江戸川区小岩………
まーっじで!(爆笑)
しかも、ゴミ捨て場に落ちてたワープロで書き始めたんだって!!
ノワール小説に憧れて、なぜか東京(しかも小岩)で書き始めたこのお話……
何の因果なのか……!(東京四部作はどうなったのかな?これは戦後の話らしい)

なんかね、超うまい!!何これ、やばい、プロになるべき!!みたいな同人誌的な??
でも、面白いです。普通に先入観なしに読んだら、そんな若者(でもないけど)が書いてるとは思えないし、年代の雰囲気はすっごく出てます。
惜しむらくは翻訳が毎回違う人ってこと。
原書読めればいいんだけどさ!(無理)原書の装丁がかっちょいいです!

にしても、小岩かあ………。
(知ってる人は、絶対今の私と同じ顔になってる)