Genre:アドベンチャー:現代:クレバー&リッチ(笑)
さてさて、もうすでに4回見てます。皆様色々な理想豆がおありかと思うのですが、今豆ベストがこれなんです!私!!ふっくら具合、手下がいる具合、ブロンド具合、ロン毛具合!!ジー-ザス、マイ・トゥー・トゥー・ホット・エーーンジェル!!って感じなんですよ(カタカナで書くな)!!
というわけで、公開前から一人で大盛り上がりでした。付き合わされたのは豆ファンじゃない、パンピーばかり。かわいそうに…。めっちゃくちゃ長い、レビューともいえないシャウト、お送りいたします!!
○日程○3/14現在
—
12/20@ヤマハホール
ラッキー・ヨシモチが偶然街であやしい団体(かと思われた)からゲットしたシークレット系試写会です。小学生から60代まで男女合わせて、各世代ごと同じ人数だけ集めた、完全リサーチのための試写会でした。
アンケートもA4サイズ両面びっちりあって、最近見た映画に9割○をつけるちょっと痛々しい結果とかもありましたが、なかなか面白かったです。字幕への要望とかも欄があって、そこはプロフェッサー・ヨシモチに色々書いておいてもらいましたぞ!(いつも他力だわ…私)
1/12@ロンドン
字幕なし、隠すところのない余すことのない大画面が見れました(笑)イギリス人の反応が面白かったです。それは後、レビュー内で。
2/7@よみうりホール
これもまたいただいたチケットでの入場。こう、このあたりからようやく余裕を持って画面を凝視できるようになってきました。トロイほどの爆弾は投下されませんが、高水準でキープされつづけるってのも結構心臓に負担が(笑)
3/12@近所(笑)
ようやく、地元で見れるようになりました。そろそろニックの顔を脳内でジョージ・クルーニーとかに変換しつつ(笑)見ないとつらくなってきました。胃もたれ。
○全体、ようは豆以外について○
ちょっと笑えるいい話、を描くのが得意な(クールランニングだもんなあ)ジョン・タートルーブが「アクションなんかできないよぉ!」と泣き事を言ったため、イアンの出番が増えて会話が多くなったとかいう話を聞きました。何というか会話のやりとりとか、ジョークとか、が全体的にも多くなって、悪役の凶悪さも「ちょっと憎めないやつ」路線に変更したんですって。でかした、でかした!!本当にでかした!!
でもまあ、このタイトルもさ…文化的世界遺産の少ないアメリカさんの意地っていうか見栄ってのを感じるんだけど、歴史深い我々は優しく許してあげましょうね(笑)……ロンドンで後ろにいたお兄さんは「でもほら、アメリカが歴史云々語ってもなあ~」と言ってましたけど。まあ、あれだけ「イギリスから宝を守れ!」とかばっかり言われたら突っ込みたい気分にもなりますよね。
ただ、まあそれなりに色々つじつま考えて、家族みんなで楽しもう!的感覚では十分な謎解きが入ってますよね。こう…日曜洋画劇場で楽しめる感じ!!それか、あんまり映画に興味ない彼氏とも行ける感じの面白さ。私は結構好みです(笑)
こう見えても(?)独立宣言の原文を暗記していたこともある(テストであったの…)真弓なので、アメリカ人ほどではなくてもそれなりにそこらへんの事情は掴みやすかったです。ただ、ベンジャミン・フランクリンの偉業に心酔してる一家だったとしても、そのまんまの名前をつけるのはちょっとわかりにくいかなあ、と。ただでさえカタカナの名前がぽんぽん飛び出してくる(そこが謎のキーになってる)ところに、ベンジャミン・フランクリンとベンジャミン・フランクリン・ゲイツが出てくる。まあ、ベン・ゲイツと名乗ってることのほうが多かったけどさ。名前を聞いたら皆が胡散臭がる異端の「ゲイツ家」なんだったら、そこを目立たせたほうがわかりやすかったんでは…?
まあ、それはともかく。
ドクター・アビゲイルとハッカー・ライリーの二人のキャラは最高でしたね!!何ていうか「歴史なんていわれてもさ~」という現代人のライリーがいるからこそ、歴史オタのベンが変わり者だってわかるし、二人が意気投合してるのも「ああ、歴史オタだからなのねー」と、無理矢理納得させてくれる。だってあんなブロンドの美人がさ、…ね?そう思うよねーー???ライリーくんのオチの一言、一言が面白くてさ。「この車変なにおい…。」ってわかる!!庶民にはあの革張りが駄目なんだよね(笑)車酔いしちゃうんだよねー。
で、アビゲイルちゃんもインテリなのに、実は豪気なヒステリー系(笑)だし、ジョークは面白いし、高感度の高ーい、ヒロインちゃんでした。胸も大きいしね(ってそこかよ)
ええと、ストーリーは…(一応書いておくか)秘密結社フリーメイソンの隠した秘法の存在を信じるベン・ゲイツ(ニコ刑事)がその謎を解き明かしていくくだりを描いたアドベンチャー。し、しまった終わってしまった(笑)そこへからむのが、最大の手がかりであるアメリカ独立宣言書、これを奪ったり奪い返されたり、新たな手がかりを見つけたり、探したりするお話。まあ、それだけなんですけどね。それを痛快に映画にしたーっていう感じではつじつま合ってて楽しいです。いや、これ大事よ、つじつまが合うのよ(笑)最近の大作系ではすごく珍しい…と思いませんか??あ、でもツッコミどころは大作ですからね、両手に余るほどありますぜ。それもまた、後ほど。
○我らがイアン女王様!!○
これが難しい、この魅力は抗い難い(笑)オデュッセウスのようなマダム臭はしない、だけど部下からも信頼されている、しかもなんだかとてもお優しい。女王様なんだけど、すっごい愛され系!!自分は結構上品な感じなのに部下が荒くれだったりするから、私は先代がマフィアのドンで、そのめかけの子ながらかわいがられた一人息子、というイメージを見てました(笑)
「本当は俺たち、ボスにあんまり重いものとか、危ないものとか持たせたくないんだよね~」って感じ、しませんか?だってね、悪役なのにね、潜入するのにね、指が半分しか見えない上着着てるんだよ。か、かわいこぶりやがって~~。
ああ、駄目。順番に行こう(笑)四回も見てるのに全然落ち着かない…。
<雪国編>
一人だけ、白銀の世界で、さらに真っ白なダウンでご登場であります。悪役の定義をぶっちぎってくれる、そのお衣装。あきらかに主役よりイケてる雰囲気漂わせております。しかも、にこやかに話ていて、悪役であることを知らないで見てる人がいたら、結構普通に仲間だと思うんじゃないかな?直前にあの愛らしい子供からニコに変化する恐怖を味わっているだけに、爽やかさは倍増の勢いです。
そして明かされる二人の関係!ヒモですよ、ニコじゃないや、ベン!このバギーもきっとここまで来るための足も何もかも、二年間もイアンからお金を都合してもらってたんですよ。これは豆的にも画期的な設定(笑)お金は全然持っていません!もしくは貢がれてなんぼ!(そんな映画出てない)な豆たんが、人様に、しかも美形じゃない人に(笑)貢ぐなんて!!
「俺を小切手だけを切る男と?」…ひえーーー卑猥だ~(え!?)私はその後の台詞が「昔はこう見えても、小切手は切らせるほうだったんだ」と続くものだと思ってました。ううん、今だって切ってもらってるよ(笑)
いやー、この仲違いのシーンもさ、確かに銃を出したのはイアンだけど、急にあんなに仲良さそうだったのに「あいつ最低なやつだよ!」的になるのはどうかと(笑)火に慌ててるイアンはかわいいなー。うきうき。もう、イアンってば優しすぎるんだよね。だってドカーンってなっちゃったあと、心配そうに見てるんだもん。宝の手がかり、のせいだけじゃないと思うな。豆こは武器商人とかじゃないの?って言うけど、なんかこのあたりが「お嬢」っぽいんだよな~。
<盗人編>
イアンの中ではいったいぜんたいどういうつもり!といいたくて仕方がないと思うんですよ。だって自分とベンが決裂したのも独立宣言書を盗むか盗まないか、だったはず。それがどうよ(笑)何だよ、おまえが盗んでるのかよ!って思わず取り乱しちゃいます。いや、私らも突っ込まずにはいられないよ、あの理論。物は言い様、を貫くベンにしてやられちゃうイアン。悔しがるのがまた素敵です。そんでダイアン(じゃないや・笑)を拉致ってるときも、全然乱暴モノの雰囲気がないんだよね。そういう荒仕事はショーがやってくれるから、寄こせとか言っておきながら、車の揺れでとっさにかばったりね。すごいよね、あんな無能な運転手、殺さないんだもん!!なんて優しい人なんだ~。
<暗号を解くよ編>
見ました?あのかわいくも拙い、やっぱり絵心全然ないやんけー!な、落書き(笑)かわいいんだよ、もー!ブレイドのマークもさることながら、左側にいっぱいかいてあるパイプの絵(爆笑)煙出てないし、あのパイプ。しかもそれ自分の手元にあるんだから、もうちょっとそれらしく描いたらどうなのかしら?
しかもここでも優しいレッスンがはじまります。「これはどうして大文字だと思う?」「大事な言葉だから?」今までなら、ここで「ダウト!」と同時にBANG!だったはずなんですけど、イアンは本当に部下をかわいがっているらしく「人の名前なんだよー」とレクチャー。す、素敵。みんな好きになっちゃうよ。何ていうか、一番ほのぼのしてるような気がしました、このシーン。
<フィラデルフィア編>
ああ、神様!!ジョン・タートルーブ様!ありがとう、ありがとう、ありがとう!!!あなたはブロンド美人の何たるかをしっかと理解してくださっている!まずは子供を見るだけで思わず微笑んじゃう「いい人」イメージを植え付けさせて、その後自分の失敗を認める潔さを示し、これもか、これでもかと好感度を高めておきながら、やっぱり悪役なので主人公達を追いつめなきゃいけないんだけど、そこは部下にまかせて、自分はあのきれいな指を見せるつけるように電話をしながら走ります。さ、爽やかにすら見える!!ショーがへこへこしてないのが萌えなんだよね~。こう、下町のヤクザの世界(笑)お嬢さんは箱入りの世間知らず、俺らがちゃんと守ってやらねえと、てやんでえ、みたいな!!
そして、大事なヒロインをすっころばしておいて、ですよ。もー、ひどい格好です、ダイアン。ヘレンの時とはえっらい違いです。
来るぞ、来るぞ、と思わせておいて、まずつま先。
そして伸びてくるあの美しい指!
カメラさん、あがって、あがって~
風が唐突に吹いてきて
ブロンドは風になびき、気取った表情でスマイル!!!!
ジーーーーザス!!!
君はマリリン・モンローなんですかーーー!?何ですか、その風!!さっきまで吹いてない、吹いてないから~。
初見の時は息できませんでした。おいしすぎて…。ヒロイン………かわいそうだよ(笑)
ええもん見せてもらいました。ありがとう、ありがとう。
公衆電話もよかったな………やっぱり指は絶品だ。
<色々探検編>
図書館前のイアンの格好もかわいいですよね~。前から画像は見てたんですが、やっぱり袖が長いのが愛しい。「大丈夫か?」なんて、本当に心配してそうな顔なんだもーん。何でこれにころりといかないのか、それがこの映画最大の謎かもしれません。
そしてリアル豆たんが絶対入りたくないだろう場所への探検のはじまりです。一人、事故死するという話は聞いてたんですが、ビクターあたりだと思ってたらショー!!!そしてその後の台詞。これがやっぱりイアンをほっとけない存在にするトドメですよね~。
しかもすっごい足場がぐらぐらしたときも自分より先に人質であるパパを先に行かせるし、かばうし、良い子なのよー!!
ねずみが出なくてよかったね(笑)セットだろうな、と思いましたよ。だってロケだったらきっとそういうのとか、ああゆうのがいっぱいいて、絶対卒倒してると思われます(笑)
<結局………>
あのラスト、二人がにやっと笑い合ってるのはいいオチだったと思います。最後まで悪役らしくなくって、最後まで正義の味方に見えない(笑)良い対比だったな~と思うんですけど、セダスキー、いくら何でもその罪状は難しいだろう。すぐに出てきそうです。裁判にならないっての(笑)
でも、イアンたんに変わって、真弓のツッコミ。BGMはウルフルズでどうぞ。
貸した金返せよ!!!!
あんな豪邸立ててる場合があったら、二年間の出資分は返してくださいよ!!!
まあ、それを保釈金にしてベンが出してやってもそれはそれで面白いんだけどね。
○ツッコミ・ツッコミ○
一番最初に言わせてもらおう(笑)あのくそ熱い、かったるい、地獄のような考古学実習研修を思い出し、声を大にして一言!!
貴重な文献(などなど)の前で火薬使うんじゃねーーーーーーーー!!!!
はあはあ…、もう、これだから素人は、といいたくなりますよ。マスター・キートンだったら激怒だね。アレキサンドリアの図書館資料…ねえ?燃えたらどうするんさー(一瞬では絶対わからないと思うんだが、それはご愛嬌)。
まあ、それつながりで、いきなりつるはしね!!!あんなけ金属反応出てるんなら、下にあるのはあたりまえじゃん!!あれで、あっちゅーまに壊れる場合のほうが多いっての。あと、水な!!腐食が止まってるのは温度のせい、だったりするからあんな風にいきなり水かけちゃー…!!
そうか、200年程度、だからか。
なるほど。
200年じゃあ、確かにそうもろくもならんわな。ガンパウダーもそのまま残ってるよな。ふーん、そうか(と納得してみたりもする)、が!!ベンが異端なのはその辺の無茶もある気がするがどうだろう。
で、最初の方でショーが「ペンは監獄だ!」と言い張ってたのは、オチへの伏線だったのかしら?と思うとちょっぴりせつない。君がいないとどうしたらいいかわからないよ(カップリング・笑)
○続編○
色々考えてみました(笑)が、とりあえず、一つ。ノーマル(?)のを。
「ナショナルトレジャー2 救出大作戦!」
ベンがやばいダンジョンで、現地人だかカルト集団だかにとっつかまるんですよ。そして、ベンが結婚の記念か何かにアビゲイルに渡した指輪を返せとか言ってくる。さもないと旦那の命はないぞ、とか、お決まりのあれです。
金はあるアビゲイル&ライリーでしたが、手段がない。普通の学者とハッカーじゃ、そんなあやしい秘境にどう行っていいかもわからない(アメリカ史だしね、アビゲイル)。
そこで、またしてもイアンを頼ることになる。彼はとっとと保釈金払って出てきてるだろうから、余裕です。宝とか秘境とかがたぶん好きなんだろうね、イアンたん。ベンをお仕置きするのは俺の仕事、でも思ってるのか、二人に手を貸すことに。ジャングルにイアン用のコテージがいきなり建っちゃったりするわけよ(笑)うちわで扇ぐ部隊とかさ。
その前の情報収集とかでもさ「こういう手合いから情報を聞き出すのは銃でも金でもないさ」とか言って「人妻にはオススメできないがな」とリムジンの中に消えていく。アビゲイルとライリーが目を白黒させてると、ちょっと胸のはだけた悩ましげなイアンが出てきてさ「彼の居場所はわかった。急ごう」とか言ってくれるんだよ!!バービーズが結成され、アシスタントのライリーを連れてアクション&お色気満載の…そんな続編!!あ、ベンは友情出演くらいの密度で。
見たいな~、見たいな~~~!で、二人の衣装換えがすっごいの。民族衣装とかもありでー、お願い、ジェリー、君を信じてる!!
○…おつかれさまっした○
なんていうか、もう、全然駄目だよね。これレビューじゃないよ。
まあ、レビューが必要な映画じゃないしね!!!(人のせいにする)
イアン豆最高、うっとり…。これに尽きると思います!
当方の「SMD」「バンビーナ」「Crush~」はだいたい全部、このふくよかさになります。わはは。