Genre:美・女神:SF?:Death
あっという間にいなくなる、美しすぎる、という前評判はがっつりと色々な方のレビューで知っていました。観に行こうかどうか悩んでたんだけど、あっという間に公開終わっちゃって(苦笑)行けなかったのを思い出しました。
誘惑に負けてつい、原稿中に見てしまったんですが、これ、まじでやばいです。
うおーーーー!噂に違わず美しい~っ(泣)先生、まぶしいよ。まぶしくて見れないよ!っていうくらいきれいなのー。
なんてことだ、いきなり目で語りますよ、この人。短い台詞なのに胸キュンとなってしまいました。
はうわー、とか思ってたら、ほか全員が無表情の中、目が一人だけ生きてるのさ。視線で物語の奥行きを伝えてくれてます。本当にはじめのうちは彼の視線を追っているだけで話の背景がよくわかるんですよ。
台詞自体は短くて少ないんだけど、余韻とかアンニュイな表情がそれらをぐっと引き立てて!
てかよー、色っぽいんだよ、パートリッジ!!感情うんぬんよりも彼の存在が危険だよ、クラリックたちを惑わす悪いオトコ!それこそプレストンも薬打ってなかったら速攻で堕落してたな、俺なら一秒で充分です。
「Does?」と「Does.」の二言でこんな風に微妙な感情を表せるなんて、さすが…。かすれた声がせくちーなのよ、まったくもって!
廃墟の教会でイエーツを読む、というのはどんな耽美なシュチュエーションなんだ!と思わず身もだえですよ。
あんな目で見上げられてごらんなさい。た、たまんねー、おい、どういうことだよ!『優しく踏んで…』って、いや、全然いかがわしくない詩なのに、動揺しました、思い切り。
お色気系ショーンたんも好きなんですが、潔癖系もすごいですね。あのぴたぴたコートをきっちり着込んでるからこそ、必死に押さえ込んでるセクシーがオーラとなって…。はあ、冷静じゃいられない。
で、ちょっと銃を持ってる手がやや震え気味で…、あれってやっぱり自殺をしようとしたのかな?絶対あの目は殺そうとしてたんじゃないと思うのですよ。二人は結構息の合った相棒で、感情がないとは言えそれなりの信頼関係はあったと思うんですよ。じゃないと変化に気づかないと思う。
殺されるくらいなら、自分で死んでもいいかもくらいには思ったんじゃないか、と。もしくは殺されるのなら相棒の手で、と思ったのかもしれない。これって無駄に萌える…やべえ。
奥さんが死んでからあんなにかちこちだった彼が、パートリッジが死んだらこの動揺か!?と思うとやっぱり萌える。
あんなに躊躇なく殺しておいて、きっとパートリッジの言葉とか顔とか何度も何度も頭をよぎるんだ。
でさ、プレストンの顔に急に表情出てくるんだよなー、これが。ややあ、結構なめてこの映画かかってたんだよ。豆目当てで見るだけだしーって。でもクリスチャン=ベールの無表情演技が案外ツボで…。良い体もしてて、うなされるところとか緊迫感ある。
話としてもパートリッジの出番は少ないけど、話がはじまらないし終わらないんだから重要。モチーフっちゅーか、シンボルっちゅーか。もう、私的には女神なんですけどね、本気、あはは!
死体すら美しい、ありえねえ、この人…。でも本音を言えばガン=タカアクションなパートリッジ見たかった。しかもあの白いやつでね、絶対どんなけセクシーかと思うと想像でどうにかなりそうです。いひひ。日本刀をぺろりとかなめて欲しかった(キルビル?)
褒め称えたところで、ちょっとツッコミを。これをやらなきゃ駄目だ。
犬の名前に「パートリッジ」ってつけてたらどうしようと思ったのは私だけですか?
きっとあのつぶらな瞳にかぶったんだよ。胸きゅん。
で、あの、写真に乗ってたパーさんの私服、いつもみたいなチェックのボタンダウンっぽくて、だっさー。
なんでか、ショーンたんは映画なのにいっつもいっつもあのアキバっこシャツなんだ。好きなのか、似合うからなのか、RONINのときもそだったしなあ。
プレ×パーはいつかやりたい。明るくはならないし、絶対救われない話になっちゃうんだけどね。
でもメアリーに恋しながらも嫉妬してたと思う。だって知らない、知ることができなかったパートリッジの顔を全部知ってるんだよ、彼女。プレゼントとかもらったり、あの香水だってパートリッジが贈ったのかもしれない、とか思ったり…。感情があって、プレストンの見えない心の傷(奥さんの逮捕ね)を癒してやりたいと思ったパートリッジ、だけど相手は機械的に接してくるだけ、なんて、なんて、なんてかわいそうなんだーー!!!(泣)
やべえ、まじで書きたいです。
イエーツ、久しぶりに読み直してみようと思った一作でした。