一番大事なことはと聞かれれば、総ページ数を『4の倍数』にするということ、なんですけど、これはあまりにも当たり前ですねw
で、あくまでも真弓スタイルなので、興味のある方はご参考までにどうぞv
【小説編】
これはオフセット本でもあまり変わりません。
真弓フォーマットっていうのがありまして、基本的にA5原寸で作成します。
コピー本の場合は中綴じになるので、左右の余白に差はつけていませんが、ヘッダーを左右別のものにする場合などはその限りではありません。
A5原寸 2段組 文字数:30文字↑↓ 行数:26行↑↓ 余白:20mm 文字の大きさ:8.5Pt
これが私のスタンダードになります。
ただ、こればっかりは自分が一番読みやすくすればいいと思うのですが、視覚的に真面目に言うとすると……。
◇天(上部余白)=小口(ページをめくる方)
>これを狭くしすぎると読みにくいと思います。
◇地(下部余白)>天
>自分のと矛盾してますが、そうした方が読み安いです。
◇ノンブル位置=小口幅=地の幅の真ん中辺り
>そうした方がきれいなのは知っているw
これは基本的にオフで印刷屋さんに頼む時も変わりません。
だいたいWordやPDFで入稿する場合、原寸なので。
文庫ならば1段組、新書は2段組。
お持ちの本で「これ、読みやすいな!」と思うものの文字を数えてみると良いかもですv
【マンガ編】
オフセット本との決定的な違い。それはあれです。余白5mmです!
裁ち切りサイズで作るので白く出ちゃうんですよぉ。
みんな知ってると思うけど。
まあ、だからオフよりも気を遣って、内側に大事なものが入るようにした方がいいということです。
というのは、基本の基本なんですが、すべては『版下』の作成にかかっていると思います。
コピーだから出来ることっていうね。
○アナログの場合○
コピーに写るなら、画材は何でもいいと思います。
ただ、グレーのコピックを使う場合は、一度スキャンしてレーザープリンターで出力した方が、網がかってきれいに出ます。
鉛筆の場合も、スキャンした後バランスを調整した方が、版下としてはきれいに仕上がると思います。
(それはデジタルというんじゃ……いやいや)
○デジタルの場合○
最近のコピーの場合、網点が濃いめに出るということがあります。
ですので、顔に貼る影トーンなどは気持ち薄めにした方が良いような気がします(気のせいかな)。
主線も太いものは太く、細いものはなぜか細く、出るのでそのあたりも気をつけた方が良いような……。
で、必ず『ノンブル』を入れるようにしてください。
簡単で良いので台割り表を作っておいて、コピー仕上がるまで持っておきましょう。
急いでいる時、焦っている時、ノンブルがないと命取りになりますからね。間違いをすぐにチェック出来るように、必ず入れておいて下さいv
サイズに関しては原寸で作るのをオススメしますが、アナログの場合原稿用紙サイズになるので、それをそのまま版下にする場合は、後でコピ-する時にコツを書きます。
で、きれいに仕上がるポイントは(繰り返しみたいだけど)
『版下はレーザープリンターで出力する』
です。最近のインクジェットがきれいなのはもちろん承知なのですが、黒一色という純度はやっぱりレーザーの方が上だと思います。
文字ならともかく、マンガの場合は、出力センター、コピーショップなので、レーザーで出力した方がきれいです!
コンビニ出力の場合は文字の方や、絵柄的にあまりトーンを貼らない方などにはオススメですが、モアレ的なものとか、トーンが飛んでしまったりもするそうなので、一度昔書いた原稿とかで試してみるのも良いと思いますです。
アナログの場合は、継ぎ目とか、気になった汚れには修正テープをパリパリ貼りまくって下さい。