雲り すっごい風!
でもとりあえず朝は爽やかに三時頃起きます(早いって)時差ぼけもありましょうが、昨日あまりに早く寝過ぎたせいでしょう。普段寝る時間少ないからなのかも(苦笑)まあそんなこんなでだらだら原稿やりつつ、朝が来るのを待ちます。
「………ああ、イングランドおまえもか…。」
と、今更ながらガイドブックでチェックしたらありとあらゆるところが日曜お休みで、急遽プラン変更。ラテンの国だけだと思ったんですよ、日曜お店とかしまるのなんて。う、う、う。
なので今日は有名どころをさらっておこう、プランに。
朝食後目の前のケンジントン・ガーデンをお散歩。思ったより寒くなくってさわやかです。ダイアナさん家の前で記念写真をとったり、白鳥と戯れるふりをしながらぶらぶらと。


ああ、この広い公園、隣にはハイド・パーク、高い空、オールドファッションな建物………ようやく、ようやく僕らロンドンに着いたんだーーーー!!(泣)と、実感がわいてきました。思った以上に昨日のダメージは大きかった模様。
そしてホテルに戻り、身支度をすませていざ出発。薄暗い中歩いた時にはわかりませんでしたが、この辺はかなり雰囲気の良い町並みのようです。大使館街と言うこともありきれいなんですよねー。
こんな感じ。

で、ぶらぶらとグロースターロード駅に向かっていると道ばたに切り落とされたもみの木の先っぽが落ちてました。相当大きな固まりなんですがあたりにもみの 木は見あたりません。そこから数十歩行くとまたありました。今度は二かたまり。でさらに行くとまた落ちてて…とあちこちに作為的に切り落とされた枝(とい うにはずっと大きい)が落ちてるんです。
姉さん、事件です。
さすがミステリーシティロンドン。何が起きるかわかりません!!ぎ、儀式なんだろうか………。日曜の朝、もみの木の先っぽを豪快に道にうち捨てると吉、みたいな(苦笑)誰かこの謎知ってる方がいましたら教えてください。帰る時もあったんだよー。

(でもたぶん、クリスマスが終わったから捨ててるだけっぽいんですよね。ていうか道路に落とすなよー、こんなでかいもん!!)
さて、いきなり地下鉄の乗る方向間違えたりしながらもタワーヒル駅に向かいます。わあ、これがよくテレビで見るロンドン塔だねー(笑)と、わかりやすい観光地に大はしゃぎです。真弓はでっかいにも関わらず行動の不審さからか年より幼く見られがちで、さらに頭が弱そうに見えるらしく、あきらかにおいらたちと同い年か下っぽい人にも微笑まし気に見られます。ま、まあ、いいんですけど。
な んつーかイメージとしてイギリスとドイツは日本の仲間だと思ってたんですよ。行列整理とかチケット販売とかの手際は熟練していると思ってたんです よ。………あれって日本特有の文化なんですかねえ。こう、まるでマシーンのようにチケットを売りさばくお姉さんとか。まあ、わりとマイペース文化っという ことがだいぶわかって参りました。
ロンドン塔の中、主役は我らが(?)「ヘンリー8世」です。もー至るところにヘンリー8世の功罪の功の方がメイ ンに語られてます。そして公式に伝わっている(ここでチョイスされてる)ヘンリーの顔が長さん似なんですよ。私のヘンリーさんのイメージはもう、ほら、レ イだからさ(笑)ちょっと違ってたんですが、絵を見る限り恰幅の良い長さんです。
それが………体験コーナーであんな目に遭わされているたあ、ロバート・アスクの呪いかもしれません。彼の受けた辱めの何倍もの屈辱をヘンリーさんは味わっておいででした。
等身大×1.5くらいの大マグネットパネル。そこは彼の部屋らしい背景が書いてありましたが、彼の格好はももひき一丁。そう、これはビッグな着せ替え王様で遊べるよ!コーナーだったんですよ(爆笑)
ブ ロンド美少女三姉妹が遊んでたんですが相当に笑えます。腕とか肩とかあれなんですけど、こう股間を隠すためのやつがあるんですが、彼女たちはわからなかっ たらしく胸当ての上に飾りとして貼り付けてました。もー、こんなことして王家冒涜にならないの?と思うくらい間抜けなアトラクション!!!やっぱり呪いだ よ。そして彼の鎧も何かの資料のため写真に撮って見たんですが、何度やってもものすっごい立派な股間ガードにピントが合ってしまうんですよ(泣笑)さすが 伊達に何人もの奥さん転がしてません。ご立派、ご立派。

帰り際に思いっきり奥様コスをしてた女の人が無表情でずかずか歩いてるの見たんですが、あんまり自然で声かけられませんでしたよ。趣味でやってるんだったらどうしよう(笑)
そしてタワーブリッジに向かいます。
戦 いはここからはじまりました。か、か、風強いーーーーーーー!!ホビットさんたちなら飛ばされちゃうよーーーってな具合に吹き荒れております。む、む がー!!髪は渦を巻き視界を遮り………ぎゃふん。さっきまであんなに穏やかで「寒くないねー」とか言ってたのに。これからロンドンフィクションを書く時は 色々この困った天候の変化もくわえなくっちゃ。あーもう!
でも意匠を凝らした橋が当たり前のように景色となじむっていうのはこの街の素敵なところだなあと思いましたよ。水色でかわいいんですよー、タワーブリッジ。
さ て、ぶらぶらとロンドンブリッジ駅に向かいます。そこにあるのが「ロンドンダンジョン」。入るまではあっという間にでれると思ってたんですが、これがだい ぶ趣向を凝らしすぎてて時間がかかるかかるかかる!!ホラー好きで、英語がよくわかって、時間に余裕がある方は楽しめると思います。いちいち小劇場があっ て、そこでの会話とか説明内容がわからないとつらいんです。ただ蝋人形とかは頑張ってました。……き、気持ち悪いよーー(汗)まあ、アトラクションなので ネタばれするのはあれなんですが、間違いなく豆たんがここに来ることは何かの罰ゲームでない限りないと思います。生きてるのを含め、ねずみ満載です(泣 笑)
普通に展示物をそれっぽく見て回るだけなのかと思いきや、たまにゴシックホラーメイクの人が脅しつけてきたりします。ナズグル(もしくは暗灰 色の衣の魔導師)みたいな人に通せんぼされてびびって笑ってごまかしてたら、ちょっとハンサムなレッドコートのお兄ちゃんにビシバシと並ばされて(反応が よかったせいかしばらくいじられた・泣)かなりひいひい言ってましたよ。おらー、ジェットコースターも苦手ですが、お化け屋敷も駄目なんだよー(小心者)
しかし、出たのは1時………か、勘弁してー(汗)そんなに暇じゃないのよ、腹減ったのよ!!
そ こで私たちは休日の恐ろしさを知るのです。お腹が空いても店が開いてません……。サザークの資料が必要だったので写真を撮ってたんですがなかなかに楽しく なげな雰囲気のする一角。う、上野のはずれみたいな雰囲気。怖いかもーってんでまた対岸に戻りシティに入ります。しかし一向に食べ物屋がありません。う えーーん。もう寒いし風に巻かれるし、タクシータクシー、とりあえずビッグベンに行けば何かあるに違いない!とわたわたしているとその不信な動きに気づい たドライバーがUターンして戻ってきてくれました。してきーしてきーー!!寡黙なビリー・ボブソートンみたいなドライバーさんはドアの開けられない私を見 捨てることなく、すべるようにビッグベンに連れてきてくれました。ひゃっほー。
トムトマで予習した通りのものがここに(笑)冬は議事堂の中に入れ ないそうなので、外からパチパチ。いやー近寄るとその正確な設計に驚かされます。ヨーロッパってこういうのを至るところに見れるのがいいよなー。色々どこ が大都会なんだ!と半泣きになってたところだったので大英帝国っちゅーんわなーってのを見せつけられた気がしました。違うんだろうな、あっち側とこっち側 が。
で、とりあえずトラファルガー方面に進みながら飯を食おうと入った(引きずり込まれた?)店の姉ちゃんがすっごい、すっごい!!まずメニュー を出す、ええっととか言ってるうちにフィッシュアンドチップスに誘導され、さらにパスタに強引に持っていこうとします。でもパスタよりピザがと言うとすぐ にマルガリータ?と言われ、まあいいかと頷く。あと紅茶、と…と言ったらすぐにメニューをぶんどられ彼方に行ってしまいます。あわわ、と思ってるとずっと その調子で箸を置いたら最期!みたいな勢いでガンガン片づけられちゃいます(汗)となりの初老の夫婦(旦那さんがチャールズ皇太子似だった・笑)とあまり の勢いで爆笑ですよ。だって離れていたはずの席もがつん!ってくっつけられちゃうし(注:食べ途中)紅茶のカップが怖くていつまでもおろせませんでした。 立ち上がる頃には新しいテーブルセッティングの用意してたしな……。
混みまくりの学食よりすごいテンションだったんですが、男の人たちはみんなにこにこと愛想よくかわいい人たちいばっかりでした。カフェ・バー・チャーチル、その名の下に訓練して頂きました、サー!
ホースガーズに馬がいない&衛兵二人だけという衝撃に見舞われつつ……(ぐすん)
ト ラファルガースクエアの本屋さんで「Sharpe’s Christmas」と「Sharpe’s Tiger」をゲット。それからデザインの本も。アマゾンも小説買う分には問題ないんだけど、こういう図版ものはやっぱり見ないとねえ、とこれからも買い まくってしまいそうです。
2005年ジェームズ・ボンドスケジュール帳がありました!!しかもハーフプライスで(笑)でも、アレックたんがいな かったので買いませんでした。リチャード・ハリスのバイオグラフィにちょこちょこコメントがあったんですが、それのためにはなあと思いとりあえずはあきら め、また出会ったら考えようっと。
そしてここからは真弓的ロケです。自分で書いた話に出てきた場所を見たいなーというのももちろんなんで すが、これから書くための資料も必要です!本日はスコットランドヤードにやってきました!窓が全部外から中が見えなくなっていて、監視カメラがもりもりつ いてます。ただごとでない雰囲気がぎゅんぎゅんします。わー!警備の警官マシンガン、持ってるよーーー!!!!
と、しょうがないので頭の緩そうな日本人を装って(素?)格好良い警官二人組に近づきます。
「すいませーん、ここスコットランドヤードですか?」
「ああ、そうだよ。」(2Mくらいあったな、この人。すでに子供を見る眼差し)
「写真とってもいいですか?」
「ああ、向こう側が正面だから行っておいでー!」
そ う、無断で撮ると職質ですが観光客がにこにこしてちゃんと許可を取れば問題なし!!周囲のスタバとか店構えなども写真に収めつつ正面に回ります。つまんな そーな(寒いんだろーなー)別の警官さんにも聞いておきます。そうすると「スコットランドヤード」って書いてある看板の前で撮りなってアドバイスを頂きま した。うわー、看板くるくる回ってる(笑)

で、まあ地味ーーーな建物を撮ってる私はかなり変わった子だと思われたことでしょう。本当は中に入って写真撮りたかったんですけどねえ、うーん。面会者以外立ち入り禁止なんですよ。
………ん?あれ?立ち入り禁止!?
や ばい…にゃんこ豆ちゃん入りまくりだ(汗)ええとあれはきっとペネロペとかリトルクリスへの面会扱いで潜入してるんですよ、きっとそう(笑)あ、あとあれ は90年代初期のお話なのでルール違ってたかもだし、と適当にごまかしつつ、目的達成!!近くにどんなパブがあるとかぐるりチェックしたのでお話に生かせ ます!!
すでに写真の量がすごいことに……なのでこまめにタイトルつけて整理しておきましょー。観光用のものと資料用のものと混ざり過ぎてて(汗)
雨も振ってきたんで早めに帰りました。そんでしばらく休憩してからディナーに!!
あれー、イギリス料理うまいじゃーん!と思うお店でした!マギージョーンズ。あったかいスープに柔らかいお肉、確かに高いんだけど量もすこぶる多いです。ちょっとこれから量を考えて頼まなくっちゃ!でもおいしかった、本当に。これなら心配ないねー。
そ して待ちに待った(私だけ)「Sea of Souls」なんですが、プロフェッサーナイジェルの出番はなかったです(大泣)しかもなんかXファイル&エクソシスト&サイコメトラーEIJIなお話で 普通に怖かったです。もぎゃー!!でも人気っぽい感じだったから日本にビデオ入ってくるといいなーなんて思ってますだよ、旦那。
今のところロンドンに負けっぱなし。
頑張れ、負けるな!
と、鼓舞しつつ………。