最終の最終。超ぎりぎり滑り込みで見ることができました。
でも見てよかった~~!!
ここのところドキュメンタリー(実話)づいてる自分。
チェ・ゲバラがどうのというより、彼も言っているように偉大な物語ではなく、二人の青年のモラトリアムの記録として見るとすごい引き込まれます。先入観、 が邪魔にならないというかね。やっぱり活動かとしてのゲバラ氏の印象が強ければ強いほど、このお話の細やかなところは見えなくなってしまうんじゃないか、 と個人的には思うわけです。
ここに出てくるエルネスト青年は別にそう特別な人間ではありません。アルゼンチンの中ではわりと裕福な家庭に育ち、厳 格ではあるけれど心優しい父、心配性の母、兄さんが大好きな弟妹達という素敵な家族がいて、医大生としてハンセン病の治療を専門に学んでいる、ダンスの下 手っぴな真面目でぜんそく持ちの繊細な青年です。アルベルトも年はちょっと上で、どちらかと言えば破天荒に見えるかもしれないかもしれないけれど、生体化 学をしっかりと学んだ学者さんでもあり、別段ドロップアウトしてるわけでもアウトローなわけでもありません。
そう、普通の「恵まれた」人生を送っていた二人の青年が、ちょっと違うことをしてみたくなって旅に出る、どちらかと言えば甘ちゃんなロードムービーのスタート、なんですよー。
葉 巻もない、迷彩服もない、拳を突き上げての演説もない。だけど彼の目を通して見るラテン・アメリカのひずみというのが淡々として、さらに美しい映像(人々 の生活をそのままに再現してある絵なのですが)を通してじわじわと伝わってくる。彼がこの旅で「何かが変わった」と言うのですが、それがわかるんです。不 思議と最後に、何となく心情がシンクロしてしまうというか。
やはり旅のはじめの方は若者らしく、恋にハプニングに大騒ぎなんですけ。詐欺まがいの ことをしてお金のない身でもそれなりに旅が進行していく。だけど国境を越えると段々と二人にとって「見たことのない」ものがどんどん現れるんですよ。たぶ ん、喘息、というのは象徴的なキーになっていて、どんなに苦しんでも注射を打てば、吸飲薬を飲めば楽になる自分、医者にも診てもらわれることなく瀕死で苦 しんでいる老人、隔離されてよその人間と触れあうことのできない若きハンセン病患者の娘。その差は果てのない旅路より大きいものに思えたんじゃないかな、 と思うんです。病気だから苦しい、つらい、と私見ですがそんな風に思ってたんじゃないのかな~、旅に出る前までは。どうにかしてやりたい、という気持ちは あったでしょうし、ハンセン病に差別は不必要だと思っていたとしても、やはり見て体験することとは違う。
若者の無鉄砲さに呆れるよりも、その ギャップに呆然したエルネスト青年の表情に胸をつかれました。現実はかくも厳しい、15$程度のお金が子供を捨て逃げるしかない夫婦の何の役に立つのか、 なども考えたことでしょう。でも彼は小さなことでもやらないよりはいい、というスタンスで少しずつ大きくなっていったような気がします。
で、中で 一番着たーーーー!と思ったのはエルネストではなくアルベルトの表情。サンパブロのハンセン病療養所でエルネストがちょっとした演説めいたスピーチをする のですが、その時にアルベルトだけが真顔で目を見開いてエルネストを見るんです。彼は少し大人で、これからの人生を決めた直後の心の凪いだ状態だったと思 うんです。そこへ情熱の兆しというか変化の奔流というか、一瞬はきれいごとに聞こえる理想論なのにもかかわらず、陽気な自分を忘れてしまうほどの衝撃を見 たんですよ。あれはすごかったな~~。
いやーー、良い映画でした。泣くとか面白いとかじゃなくて、色々考えさせられました。
ふう!やっとガエルくんのことに触れられる(笑)
いやーー、モー娘もびっくりなむちむちボディーのガエル君ですが、今回もほんとちゅーしたくなるくらいのむちむち感でした(おい)何ていうかえっちぃ唇ですよね、あははは。(上の真面目な話が台無しだよ…)ま、それはともかくとして繊細な表情の変化はうなりましたね。
お 色気系の役も悪くないんですが、彼にはこんな繊細な甘ちゃんも似合うと思います。そしてやっぱりスペイン語のガエル君が一番魅力的だな~と思いました。英 語もきれいなんですけどね、他のそっち系の人に(ルナちゃんとか………汗)比べれば。だけど、やっぱりスペイン語がいい!!残念ながらスペイン語、アルゼ ンチン訛り、メキシコ訛り、コロンビア訛り、とか細かい区分はまったくわかりませんが「チェ」というのはアルゼンチン特有の「Hey」みたいな言葉という ことを知りました。かわいー。名前だと思ってたー(馬鹿)
男の二人旅、というある意味おいしい設定ながらすっこしもそっち方面に頭がいかない、と いうのは話の内容ってのがもちろんですが、演技もそうさせてると思います。何っていうの?ガエル君「セクシーの封じ込み作戦」って感じで(笑)ともすれば 過剰な時も有りますから。あ、でもこれは若さゆえのセクシーですね。何っていうんだろ、Vの字(笑)とは違うセクシーです。それがなくて、むしろ清潔な空 気が流れてましたよ~。というか、ロドリゴ・デ・ラ・セルナさん!!本当にハトコっちゅー、すごい関係でありながら、俳優さん。でもこれで新人賞か何かに ノミネートされてるから普段はテレビだったのかな?いや、この人侮れないよ。ちゅーかすごいよ!!かなり良い味出してましたよ~~。
そしてやっぱりスペイン語のが聞きやすい。
こりゃー、いっそ習いに行くべきか………。