全国のマダムを虜にしまくってるらしい、ジェラルド・ファントム。うちのママンも夢中でもう四回も見に行ってあげく「私、ファントムに恋しちゃったの」と かのたまっております。な、なるほどね。こう、4様のマイルド系には転ばなかった奥様たちもファントムのワイルド・セクシーにはころっといってしまうの ね。わからなくはないですが!
私は舞台未見、CDだけ聞いてた人です。原作は中学生か高校生の時に一度読みました~、ってくらいの知識で見ました。
○アンドリュー……若かったんだ○
す、すいません。なんか物心ついた時からいらっしゃるもんで、もう、かなりのおじいちゃんなんだと思ってたんですよ(汗)そしたら若き天才でいらっしゃったんですね。失敬、失敬。
○久しぶりのミュージカル映画○
ミュー ジカルの映画化で、しかもミュージカルの原作者(ガストン・ルルーではなくて)が立ち会うとなれば、そう間違いはないですよね。舞台で見るミュージカルに 映画らしさをミックスしたという点ではすっごく面白かったです!キャストがまた斬新でよかった~。なんかね、勝手な想像で舞台ラウルのイメージって38歳 くらいの(具体的だな)口ひげの整った、頭固めてそうな紳士を想像してたんですよ。いや、変なってんじゃなくて、そういうジェントルマンいるじゃん。で、 もっとパトロン的で、理性的なイメージ。そこに、どプリンスを配置して、白いブラウスをびらびらさせて来られたらロマンス度あがるやないですか!で、クリ スティーンも声のえっらいきれいな、神秘的なソプラノで、不思議ちゃんです。かわいいし、肌はきれいだし、なんかやっぱり新鮮。CDイメージとかからする とか弱いかな~と思ったんですがところがどっこい、上手~。そして、ファントム。あの、ジェラルドが歌えたとは!!サラマンダーとトゥームレイダーしかよ く見てないけど、でもあのジェリー!あんまりお歌がうまくないよ、というのは他の二人が本職ということに比べれば、まあ差し引き0じゃないかな、と音痴な 真弓さんはジェリーの努力を絶賛いたします。いいよ、あのうなりが、もう、こぶしまわしちゃってるところが、いいよ!!「あ~あぶない、あぶない!」てい う感じの歌い方は痺れました。やばい、マダムの気持ちわかっちゃったよ(笑)でもまあ、アンドリューさんもびっくりしたキャスティングだったらしいですか らね。それでもあそこまでやったとはすげえっす。お疲れ、ジェリー!(友達かよ)
○女の子だもん○
と、言われても(笑)ってくら いにクリスティーンのよろめきっぷりはすごかったです。シーソーでがたん、がたんと左右に完全にくっついちゃうくらいに揺れてましたね(笑)でもあんなに これ以上ないってほど怪しい登場をしたファントムについていけるんだったら何も怖いものはないと思うんですけど、エンジェルオブミュージュック、威力はす ごいです。でもどんなけその憧れにトランス状態になったとしても、自分の蝋人形がウェディングドレス着てたら……引きますよね。このね……偏執っぷりは もっともっと激しくてもよかったと思うんですけど(私の好み的に)、だけどその分ギャップをラウルの爽やかさで引き立てているのかなーと納得もしました。
だっ てもう、ラウル、超さわやか。お金はある、地位もある、ハンサム、さらに剣の腕も立つ、馬も乗れる、軍服も着ちゃう(私的ポイント)、金髪(これも私 的……)なんですよ。ポマードオールバックVSブロンドロング、この戦いは見物でしたね~~。むしろ、この二人に萌え……うそうそごめんちゃい。
い やはや、というわけでクリスティーンが幼なじみで初恋の相手である王子様に惹かれるのもわかります。何というんですかねえ、少女漫画の王道要素をどちらも が持ち合わせている。「完璧な王子様」と「影のある不良(笑)」です。後者が庭で犬と戯れていさえすれば、クリスティーンのハートは君のもの!になるはず だったんですけどね。
そろそろまじめに。
やっぱり「Point of No Return」の場面は秀逸でしたね。監督達があそこだけレーティングがあがったと言うのもよくわかる情熱の高ぶり、と喪失の悲しみが音楽と映像に集約さ れてました。正直、あの敗北感はすごいよ、ラウル。クリスティーンの目の色が変わっていくのもドキドキしました……すごいよ、すごいよー。
あとチッスのあとのファントムがね……一番泣けました……。そうか、そうか、これを知らなかったからなのね、と。せつないなあ……。
○お気に入り○
メ グちゃんかわいい~、かわいい~。胸でっかい~。(そこですか)なんかね、日本の少女漫画ならメグちゃんはクリスティーンのトゥシューズに画鋲を入れる役 だと思うんですけど(苦笑)最後まですっごい頭が良い気遣いの子で、よかったな~って。健気だし、最後のファントムのマスクを隠すところなんて、やられ た~って感じです。その後、ファントムを匿っていたんでは、というお話を聞いて、それはありだ~!!と思いましたよ、ホント。
それからラウル冒険記は前にも書いたけどファントムとの対比に使ってあって、よかったな~と思いました。剣とか白馬とか、すごいよねー。ミュージカルの人なのに、結構、ちゃんとしてる!(笑)
ファントムは言わずもがな、あのがたいいの良さにめろめろでした。手足は長いし、胸板暑いし!あの衣装が似合う、似合う。格好いいな~。
○やっぱりツッコムべくは○
水 の中から飛び出してく火のついた、燭台(笑)び、びっくりした~、どんなトリックだよ~。馬とか水路に船とかいうのは分かるんです。何しろパリは今はほと んど閉鎖されたとは言え、何階層にもわかれた地下組織を持つところ、道路の下にまた一つの大都市が広がるとまで言われたほどですからね。下水、浄水路、そ れからカタコンベ、などがあり秘密結社なんかもいっぱいあったそうです。このファントムも劇場から地下でつながっているあたりを全部行動範囲にしてきたん でしょうね。で、お給料であれこれこしらえてきた、と(フィギュアとか…ね)
あと舞台の上で追いかけっこしてるときは頭の中でバスケットの「トラベリング、Pi!」っていう笛の音が聞こえてきたとかこないとか。
もはや……ファントム、マジシャンだったもんな。どうやって墓の扉開けたんだろう……どうやって空から降ってきたんだろう!!どろん、って消えたいよ、私もやってみたいよ。赤いマントでドロン!やりたいよ~。
なんかセンス的にルパン三世はジェームズ・ボンドのノリをちょっぴり感じました。ゴシックだけどね。あ、あと何で地下から出たことないのに、あんなに器用に馬車を操れるのさ、とかね(笑)薔薇とか…どうやって買いに行くんだろう。マダム・ジリーが代行してるのかな??
……… そうそう、これ、お友達のねこまた君と見たんですけど、二人で終わったあと「んなこと言ってねーべなー?」と……じ、字幕につっこんだのは言うまでもあり ません。ヨシモチに聞いてもやっぱり難ありだったようで、ふむ……。僕、思うんですけど、どうして……ちゃんと下調べとか…しないのかな?時代ものには 使っちゃいけない言葉があるってさ、自分の小説でも気を遣ってるもんだから余計に気になっちゃって。どれだけ指輪や幻水の話書くときに「カタカナ語」を使 わないようにするかが勝負なんですよ。……ねえ?そうじゃないすか?
○でもお気に入りになりました○
古典的ロマンスもさることな がら、やっぱりジェリー・ファントムの色気にはノックアウトです。もう、見た日からコートやジャケットを脱ぐときはばさっとやるようになりますよ。家でマ マンと練習したですが、なかなかうまくいきません。彼女の実家には大学生の頃羽織っていたマントがあるそうなんですが(そんな大学生嫌)、来年はそれを冬 に羽織ることにします。
あとCDはヘビーローテですねえ。それが不思議なことにエンジェル・オブ・同人(嫌~)を下ろしてきてくれるんですよ、こ のサントラ。おかげさんで色々ネタは出るし、原稿は終わるし、最高です。あと、会社行く時にはシャッフルで聞いてるんですけど、降りなきゃならんタイミン グで「Overture」がかかるから目が覚める(笑)そして、巷ではやっているように変換のし甲斐のあるお話で(笑)ふふふ。うちのは「シェイクスピア の怪人」にリメイクしたいと思います(やるのんかい)。