「 ボクらと旅に出よう!」Report

先週、5月24日から始まりました、セルバンテス文化センターではじまりました、スペインのコミック展覧会「 ボクらと旅に出よう!」のオープニングトークショーに行って参りました!

同時通訳のほんにゃくこんにゃくを耳にくっつけてて目と耳が忙しかったので、メモは取れなかったんですが、印象に残ったこととかをちょっとご紹介しますね。
ごきょーみのある方は続きからどうぞv
お話してくださったのは以下の方々です。

・キュレーターさん:ホルヘ・ディエスさん
・マンガ家さん:ミゲル・ガジャルドさん、えすとえむさん
・解説さん:小野耕世さん

スペインには3回旅行に行っているのですが、マンガ・コミックという印象はあんまりなくて、かわいいイラストTシャツや絵葉書っていうのはあちこちにあったんですけど、むこうのテレビでやっていたのは、「母を訪ねて三千里」「ダッシュ勝平」「ゲッターロボ」「キャプテン翼」ぐらいだったんですが、そういうのとも、いわゆる日本のマンガとも、アメコミとも、フランスのバンドデシネとも違う感じでした。
とは言え、真弓はまったくのしろーとですので、それをうまく語れる言葉はないのですが、小野さんの解説いわく、マンガ文化としては20年日本やアメリカなんかよりは遅れているそうなのですが、あおのバルセロナ五輪のコビー君を思い浮かべていただきたいんですけど、太い主線+塗りつぶし系のものと、リアルな水彩画でマンガの形式にしているのとか、白黒だけで切り絵っぽいコントラストで描いてあるのと……と、系統はてんでバラバラっていうのが、今回展示されている方の傾向でした。
同じ人でもまったく違うテイストだったり(もはや別人レベルで違う人も)。
で、お話してくださったガジャルドさんはポップでありながら、ちょっと昔の東欧チックなイラストをフレンチな色合いより、少しスモーキーになった感じの……ってわからないね、あはは。絵を文章で表すことの難しさよ!
でもすごい、たぶんこの方のイラスト見れば「あー、真弓が好きそうー。」って言うでしょう!そんな感じでした。アニメーションのように構成された彼の様々なイラストやマンガが公開されたんですが、あれ欲しかったなー。
あと、原色で明るい系が2割くらいで、後はどちらかと言えば暗い色合い(どっぷりゴッサム)の方が多いのは、プラド美術館に行って、ちょっと胸焼けする気分になるのと似たようなことなのかもしれないな……とちょっと思いました。というか、あの太陽とオーレ!なイメージ以上に作るものは結構ゴシックで色調暗くて濃いのが多いんですよね。

とってもキュレーターさんが一生懸命&センスの良い方で展示がすっごくかわいかったです。トランクに見立てたショーケースに、原色の背景、そして今回この展示会のために書き下ろされたという原画が盛りだくさん。作家さんごとにではなく、テーマごとに配置されておりました。
なんだろう、この展示そのものに対するワクワク感は、ロンドンの陸軍博物館に行った時と同じ感じw思いも寄らない展示スタイルって、出会えないですからね。
で、ネームの部分は写植ではなくて全部手書き。絵の雰囲気をまるで壊さない感じはすごいとは思うのですが(それもひっくるめて完成品)、日本語だとまず無理だな、と思っちゃいましたねー。
それから紙の大きさも、素材も、できあがった状態も様々。印刷屋さん大変そう~~~&こりゃ描くの楽しいかもな!の両方の感想w

あとは、皆様のお話を総合してのあれこれ。
・昔、モーニングでユーロコミックを載せていた!
・逆に日本の漫画家さんもスペインの月刊誌に描いていた!
・ヨーロッパの中堅(ベテラン?)マンガ家さんが評価するのは谷口ジローさんみたい。
・日本の漫画は画一的に見えて、見分けがつかないこともある。
・スペインの漫画はそれだけで食べて行けるわけじゃない。
・だんだん、出版だけに頼らず自らネットで公開する人も増えてきた。
・日本人はどこでもすぐ寝てるから、睡眠時間足りないんじゃないの?
(こっちだって本当はシェスタしたいのよ!)

……ってな感じかな。えすとえむさんが日本のマンガの書き方は同じ大きさの紙に同じ道具を使って、担当者がいて読者のニーズを汲みつつ描いていくスタイルという感じのことをおっしゃって、ガジャルドさんが、僕らはマンガだけで食べて行けるケースは少ないから、イラストを描いたり、アート活動を行ったりしなければならないけど、コミックは好きだから描いてるんだよ、とおっしゃられたのが、ほんと、うん、どちらも根っこ(マンガが好き)は一緒だけど、環境によってスタイルが違ってくるのは、こういうことなのかなーと思いました。
商業的に完全に整備されている国(ニーズが予測できる、ニーズが存在している)と、アート色と商業色との境界線が曖昧な国と、どちらの良いところもあると思うので、お互い良いとこ取りして盛んになってくれたらなーなんて、マンガ好きとしては思うわけです。
(そこが、ほら、商業作家さんのオリジナル同人に感じる、のびのび感、愛情あふれる感にも通じるようなw)
うん、でもなんか、しろーとマンガ好きーにも、近くにお立ち寄ったフランス系のマダムにも、ちゃんとマンガを愛してる!感じの留学生の皆さんにも、イベント全部顔出してそうなおばさま達にも楽しめる熱いトークセッションでした!

てな感じだったんですが、ほんにゃくこんにゃくつけてる人が半分以下だったし、では、レセプションがありますのでって言われてギャラリーに行ったらワインにシャンパンにチーズにオリーブにカナッペに生ハムに乾杯、かんぱーい!みたいなことになってて、やめてー原画の近くで飲み食いしないでーー!と青冷めつつ、ちらっとだけ参加してきました。
でも一人だったし、チキンだったので、すーっと影のように……紛れておりましたよ。

7月18日まで、セルバンテス文化センター東京にて開催されているそーです。なんだかおしゃれな内装の建物で、一番上にはスペイン料理のレストランもありましたw(語学学校もあり、子供達のためのイベント有り、映画の上映会などなど、スペイン好き-さんは、こまめに公式サイトをチェックされたらいいんではないかしらん、と。私もこれからそーしまーす!)

2 comments

  1. 舞子 より:

    レポートありがとうです!トークの内容を知るとますます展示にも興味が~でも7月までなんですよね、ガクリ。真弓さんのレポと、センターのサイトの写真で雰囲気堪能で我慢します…。そういえば、私がモーニング買ってた頃、確かにユーロコミック載ってました!アジア圏の作家さんも載ってたな~。

    • itsucky より:

      は、コメントに気づいてなかった!
      すみまちぇん(>_<) せつかくだから夏休み終わるあたりまでやってくれたらなーとは思いましたー。他にも色々展示企画あるんで難しいかもなんだけど。 今はまたユーロコミックの雑誌が発刊されたし、触れ合う機会も増えてきたかなーとは思う!アジアのマンガも個性強いやつ読んでみたいなーv 誰かアラトリステのコミカライズやらないかなwとか思いながら見てたのはここだけの秘密です☆

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